<自由花>
@全体の美しさを表現:
こでまりの枝の美しさを自然におおらかに表現する作品。
自然に表現するとはいえ、お花屋さんにあったままではなく、枝や葉を整理しながら、綺麗に整え自然に見せてさらに、美しく見せることです。
A部分の美しさ≪花の色や形≫を表現:
こでまりの枝ではなく、毬のような丸い花を意匠的に表現する作品。
綺麗に表現するために少し可哀想だと思いましたが、こでまりの緑の小さな葉をすべて取り除き、花が点を描くようなラインにしました。
時間はかかりましたが、みなさん根気よく頑張り他の花材と合わせて、とっても綺麗に仕上がりました。
お花屋さんで見かけた、こでまりをひと手間加えることでさらに、美しい作品に仕上がりました。
お花も気持ちもリフレッシュ出来ます。皆さんにも生け花の楽しさを知っていただけたら嬉しいです。
《 第2回 》
- リューココリーネ
- ニューサイラン(茶色)
- オンシジューム
- 宿根スイートピー(白色)
- ミリオン
<自由花>
ニューサイランはお稽古で、何度か使った事のある花材です。いつもは主材として使っていましたが、ニューサイランの色が、暗く重たい感じのなので、今回はメインではなく脇役に。
作品 @
リュウココリーネの花と姿全体を主に、緑色の細くて長い線の表情が美しく見える様に、綺麗にまとまっていました。
一言アドバイス!; ミリオンの枝が細くて挿し難いので、切り口に他の花を添えて大きく挿していたニューサイランを目立たないように針金で留めるとよりよく見えます。
作品 A
宿根スイトピーとオンシジュームとの出会いを美しく表現した作品。
一言アドバイス!; 今日の花材の色は、白、黄、ピンクがかった紫、濃い緑、茶色です。どれも同じくらいの量と色使いになっていましたので、色の配置と量のバランスをとるといいですね。
変化形の器を使用したので、花器との調和も考えていただきました。
《 第3回 》
今日は桜をテーマにお稽古しました。
桜の品種は多く、お花屋さんでも数種類の桜がありました。
選ぶのに迷います……。その時々のニーズに合った物を選ぶとよいと思います。今日のお稽古は、扱い易さから、「河津桜」を選びました。
<自由花>
河津桜に、菜の花、アイリスを合わせてとてもおおらかな春らしい作品になりました。
<生花>
桜のみの一種生けです。
枝が折れない様に、手で溜めて、より美しい姿に形作っていきます。折れないように溜めるのに勇気が要りますが頑張って頂きたいところです。
美しい形が、頭に入っていれば、大丈夫です。「回を重ねることで、徐々になれていきます」とお話しながら、楽しくお稽古しました。